6月28日、6年ぶりに山形県で行われた巨人の主催試合で(中日戦)、丸佳浩が3試合連発となる、逆転の16号ホームランを5回裏に放つと、6対2で巨人が快勝。どうやら丸の好調は「必然」だったようだ。
巨人のYouTubeチャンネル〈読売ジャイアンツ〉でその理由が明らかにされたのは、試合翌日の6月29日。
巨人は試合前日に現地入り。宿は天童市にあった。全国の9割以上の将棋の駒が生産されていることで有名な、将棋の街。将棋界最高峰のタイトル戦「竜王戦」の対局場として知られる「竜王の間」がある旅館で、球界屈指の将棋好きの丸に、その部屋が割り当てられたのだ。
「入った瞬間、『おお~!』って思った!」と、宿泊翌日の球場で興奮気味に振り返る丸に「(竜王の間から)感じ取るものはありましたか」とスタッフが質問。
「まだ、その域まで達してないですね。掛け軸とかあってね、凄かったですよ。あと、壺だったかな…一応、写メしておきました」
そう言ってミーハーな一面を垣間見せると、「興奮して寝れなかったのでは?」と問われると、
「いや、意外とスーッとね。今回、布団だったんで。布団、寝やすいですね。スーッて寝ちゃった。今日は気持ちよく…いけるといいな~」
結果、「竜王の間」のご利益が爆発したようで、山形の夜空に舞う白球を、巨人ファンは気分良く眺めたことだろう。
(所ひで/ユーチューブライター)