前代未聞の大喜利バトルが展開された──。
6月25日、フジテレビ系の土曜プレミアム枠で放送された、松本人志の冠番組「まっちゃんねる」。
1年ぶりの放送となった今回は、大喜利番組「IPPONグランプリ」の番外編だった。
「IPPON女子グランプリ」と題し、女性芸能人のみに限定した大喜利大会である。
この企画について、
「放送中からSNS上では『腹を抱えて笑った』との絶賛が相次ぎました。業界内では早くも、第2弾の期待が高まっています」
と語るのは、お笑い関係者だ。「芸人編」と「タレント編」に分けて放送されたのだが、
「王林、渋谷凪咲、神田愛花、滝沢カレンが出場した『タレント編』は、大喜利番組の新境地を開拓した感がありました。これまで有吉弘行やバカリズムら、そうそうたるメンバーが出場した本家の『IPPONグランプリ』でも見たことのないような、珍回答が飛び出していましたね」(放送作家)
滝沢が優勝する結果となった「タレント編」だが、どの参加者もしっかりと爪痕を残している。先のお笑い関係者も舌を巻くクオリティで、
「話題となっているのが『壁ドン以上のキュンキュンを教えて下さい』というお題への回答。渋谷が答えた『尻モギ』を始め、王林が『トイレを先に優先させてくれる人が好きなので…』と補足を付けて答えた『ぼうこう暴大男』は、ツイッターでもトレンドワードになりました。売れている女性タレントのバラエティー適性の高さを、まざまざと見せつけられましたね」
もっとも「この企画に出場したせいで、損をした人もいる」とも。
「『芸人編』ではハリセンボンの箕輪はるかが優勝したのですが、敗れたAマッソの加納愛子、3時のヒロイン・福田麻貴、蛙亭・イワクラは空回りしている時間が長すぎた。『タレント編』が大盛り上がりだっただけに、この3人は『あまり面白くない芸人』という印象が強く残ってしまいましたね」(前出・放送作家)
リベンジの機会は与えられるか。
(山倉卓)