昨年開催された「東京オリンピック2020」の柔道競技を振り返ると、男女個人戦は体重別に各7階級を実施。男子5個、女子は4個の金メダルを獲得した。
しかしながら、新種目として導入された男子3人、女子3人で争う「男女混合団体戦」では、決勝でフランスに惜敗。柔道における地域別の金メダル獲得数は日本が9個、2位フランスが2個と圧倒的な差をつけながら、「フランス強し」が印象に残る大会となってしまった。
2004年のアテネオリンピックで、柔道100キロ超級金メダルを獲得し、昨年10月、井上康生氏からバトンを受けて全日本代表チームの監督に就任した鈴木桂治氏が6月28日、巨人OB・岡崎郁氏のYouTubeチャンネル〈アスリートアカデミア【岡崎郁 公式チャンネル】〉に出演し、前述の「団体戦」を回想した。
「国柄というんですかね、フランスってひとつにまとまる能力がめちゃくちゃ高いと思うんですよね。日本は割と男女で一緒にいることって少なくて、柔道の場合は。だから、いざその日に固まって『よっしゃ、世界一になろうぜ』って言っても、やっぱり本物のチームワークというのは、なかなか作り上げることができないと思うんですけど」
これに岡崎氏が呼応して、
「国民性というよりも、そういう練習の環境にも影響しているんじゃ…」
と問いかけると、
「国民性もあると思います」
これには岡崎氏が首をかしげながら、
「国民性だったら、日本人の方がそういうのはありそうな、何となく勝手なイメージなんですけど…」
フランスでの「パリオリンピック」開催は2024年。2年後、日本の雪辱はなるか。
(所ひで/ユーチューブライター)