元軍医は、慰安婦たちに対する日本軍の扱いをこう語った。
「自分は軍医なので、兵隊たちの健康管理や、衛生状態をチェックするのが仕事でした。同時に、慰安婦たちが性病にかかっていないかなどの衛生管理もしていました」
韓国人たちは、慰安所の運営に日本軍が関わっていたことを問題にしている。しかし、それは慰安婦たちにとって決して“性奴隷”的な形で行われていたものではなかった。慰安婦と兵士たちは個人的にも交流をしていたという。
「慰安婦はその時に兵隊さんたちとも仲よくなって、休みの日には連れ立ってピクニックに行ったり、演芸会までも一緒にやっていたんです」(前出・元軍医)
こうした話は、この元軍医がいた黒河だけの話ではない。中国の漢口には、中国大陸で最大規模の300人の慰安婦がいたのだが、その軍医大尉の手記「漢口慰安所」には、こんなエピソードが紹介されている。歴史学者が語る。
「朝鮮人慰安婦たちを慰安所に斡旋していたのは朝鮮人の業者です。証文なしで買い集めて、奴隷のように使い捨てていたのです。日本軍は借用書を業者に作らせ、働きさえすれば金を返せるようにしたのです」
朝鮮人慰安婦たちを性奴隷にしていたのは、他ならぬ朝鮮人だった。日本軍はむしろ、彼女たちを悪徳業者から解放していたのだ。
「漢口慰安所に、慶子という源氏名の慰安婦がいました。美人で人気があり、すぐに借金を返し、朝鮮銀行に3万円もの貯金をしたそうです。当時の3万円は現在で言うと約4000万円です。売春婦がこれだけの金を蓄えていたのです。彼女の夢は貯金を5万円(現在の価値で約6500万円)貯めて、韓国に帰り小料理屋を経営することだと書かれています」(前出・歴史学者)
漢口の司令官は、彼女を立派な人間だと言い、表彰さえもしたという。
「行為の主導権は女性側にあり、兵士たちはズボンだけ下ろすことを慰安婦から命じられて済ますのです。30分1円の規定があるにもかかわらず、時間を短くして追い出します。しかも、2円50銭以上の金を支払わせていました」(前出・歴史学者)
慰安婦たちは師団が移動してくると、稼ぎ時とばかりに、せっせと商売に励んでいたという。