芸能

「製作費20億円」木村拓哉・綾瀬はるか共演映画「時代モノ」が孕む大赤字の危うさ

 東映70周年記念映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」(23年1月27日公開)の企画発表会見が6月21日に行われ、織田信長役の主演・木村拓哉とその妻・濃姫役の綾瀬はるかが出席した。

 木村と綾瀬は3度目の共演で、夫婦役は初。脚本は「コンフィデンスマンJP」シリーズの古沢良太氏、監督は「るろうに剣心」シリーズの大友啓史氏が担当。信長と正室・濃姫の知られざる夫婦愛を描くオリジナル作品で、タイトルの「LEGEND」は信長、「BUTTERFLY」は帰蝶とも呼ばれた濃姫を指すという。

 総製作費は20億円で、東映の手塚治社長も「稟議の判をつくとき、少し手が震えました」と述べたほどだが、いかにヒットメーカーを揃えたとはいえ、果たして元は取れるのだろうか。

「目安は製作費の2~3倍と言われるので、今回は40~60億円の興行収入を得なければ赤字ということになります」

 と話すのはエンタメ誌ライターだ。さらに続けて、

「キムタク主演の映画だと、2021年『マスカレード・ナイト』が興収38.1億円、19年の『マスカレード・ホテル』が46.4億円。さらに15年『HERO』が46.7億円、2007年の『HERO』が81.5億円、06年の『武士の一分』が41.1億円で、これらと同レベルであれば合格点と言えます。ただ、時代モノは『武士の一分』が成功している一方、17年の『無限の住人』では9.6億円とイマイチで、今回の製作費に当てはめると完全に赤字に陥ります」

 木村は主演ドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)が大コケしたばかり。さて映画の方はどうなるか。

(鈴木十朗)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
2
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
3
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論
4
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
5
世間はもう「松本人志」を求めていないのに…浜田雅功「まっちゃん」連呼のうっとうしさ