SMAPの解散騒動以来、木村拓哉のイメージ失墜が囁かれている。そんな木村の今後の俳優生命を占う意味でも、業界内から注目を集めているのが、公開された主演映画「無限の住人」(ワーナー・ブラザース)だ。
人気コミックを原作とし、監督は数々のヒット作を生み出した三池崇史氏。キャスト陣も、福士蒼汰、市原隼人、満島真之介、戸田恵梨香らが脇を固め、市川海老蔵との映画初共演も話題となった。
「ジャニーズ事務所はキムタクのハリウッド進出を本気で考えており、同映画のヒットは必要不可欠。宣伝にもかなり力を入れていました」(スポーツ紙芸能デスク)
実際、木村は同映画絡みで数多くのイベントに出演し、一般の高校の体育館にまでサプライズ登場してみせた。
4月29日の公開初日には、都内で行われた舞台あいさつに市川海老蔵も参加したが、その背景には木村の同映画に対する並々ならぬ思いがあったとか。
「実は当初、海老蔵は初日舞台あいさつに参加する予定はなかったのですが、キムタクが直接海老蔵に出演オファーをしたそうなんです。当日、海老蔵から、“大スター”“先輩”と持ち上げられていた木村さんですが、内心は感謝していたんじゃないですかね」(前出・スポーツ紙芸能デスク)
話題作りのため、みずから動いた木村だが、俳優生命をかけた同映画は興収で現在苦戦中。今は、ここから巻き返す次の「話題作り」に頭を悩ませているのかもしれない。
(しおさわ かつつね)