現役時代には3冠王を3度獲得。監督して中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏の発言が、プロ野球ファンの耳目を集めている。
落合氏は7月17日、「サンデースポーツ」(NHK)に出演。視聴者から質問を募集したところ、最も多かったというのが「監督就任を要請されたらどうしますか?」で、これに落合氏は苦笑いしながらも「いや~、話は聞きます」と回答。
さらに、「聞かないと、まあそうやってね、話を持ってきて無下に断るっていうのは失礼にあたるので、話は聞きます。その話次第ですね」とし、中川杏奈アナが「その話次第で可能性は…」と突っ込むと、「可能性はゼロではないと思います」としたのだ。
加えて落合氏は、「やるからには優勝を目指して、それなりのシナリオを組んで行動に移すというのが監督の仕事なんで、まあ、やるとなったらそれなりの準備はしますけどね」と、それまでの笑顔は打って変わって真剣な表情まで見せている。
これに最も反応していたのが巨人ファン。現在、首位ヤクルトに大差をつけられAクラスさえ危うい状況、しかも21日までに首脳陣、選手、スタッフを含め計67人のコロナ感染が判明したことで活動停止になるという、踏んだり蹴ったり状態にある。そのため《ここは一つ、ジャイアンツを叩き直して欲しい》《落合巨人、見てみたいぞ》などという声が飛び交っているのだ。
「巨人の原監督は昨シーズンのオフに3年契約を結んでいますが、Bクラスに沈んだ場合、1年で打ち切る可能性も囁かれ始めています。落合氏は現役時代、1993年オフのFA宣言で長嶋監督にラブコールを送られ巨人入り。翌年は日本一の立役者となっている。また96年オフに巨人が守備位置がかぶる清原和博を獲得した際は、『起用法で長嶋監督の悩む姿を見たくない』と、自ら自由契約を求め日本ハムへ移籍しています。18年オフに高橋由伸監督が辞任した際、落合氏は出演した『サンデーモーニング』(TBS系)で巨人監督就任の可能性について『私がやることはまずありません』と断言していましたが、再び長嶋終身名誉監督が動けば、可能性はなきにしもあらずですよ」(野球ライター)
巨人に限らず、「落合監督」をもう一度見てみたい。