韓国の大ヒットドラマ「梨泰院クラス」の日本リメイク版「六本木クラス」を通り越して今、「道頓堀クラス」が話題となっている。
「道頓堀クラス」とは、吉本新喜劇が8月に行う公演の演目だが、タイトルからわかる通りにまさに「梨泰院クラス」のパロディーだ。ドラマ評論家が解説する。
「『六本木クラス』は、『梨泰院クラス』にできる限り忠実な内容にしようと頑張っているのはわかりますが、違和感だらけのコメディーになってしまっている。『梨泰院クラス』は韓国の社会問題や生活背景を、勧善懲悪に絡めてシリアスに作り上げた名作です。日本には日本の社会や生活背景があるのに、それを丸パクリしてはいかにも不自然」
あるいは、女性キャストの髪型が不自然で、ウィッグをつけていることがバレバレだったり、韓国ドラマでは定番の「男子が女子をおんぶするシーン」が展開されたり。ドラマ評論家が続ける。
「半沢直樹を彷彿させる土下座シーンも、いりません。そうした意味で『道頓堀クラス』はあくまで『パロディーとして作ろう』という単純明快さがある。これは絶対に面白くなるパターンに違いない、という期待が高まっています」
意外にも「クラス」をつけると、六本木より道頓堀の方がしっくりくるしオシャレに感じる、という意見まで出る始末。新喜劇が成功した暁には、ぜひテレビドラマ化してはどうか。