年末恒例、若手漫才の日本一を決めるコンテスト「M-1グランプリ」で、4年連続の審査員を務めてきた「ナイツ」の塙宣之が7月20日、自身のYouTubeチャンネル〈ナイツ塙の自由時間〉で「今年のM-1グランプリの審査員は、辞退させていただこうかと思っています」と発表した。いったい、どういうことか。
黒いスーツ、白いワイシャツ、ダークカラーのネクタイで登場すると、神妙な面持ちで、
「ボクには審査員をやる資格がないといいますか…」
実は塙、自身が座長となり、事務所の後輩と組んだ劇団のメンバーとコントグループを組んでいるのだが、7月7日の「キングオブコント」1回戦に出場し、敗退していたのだ。
もっとも、芸人でもないのにネタ作りを担当した女性スタイリストの名前から、グループ名を「イザベラ」とし、ボケが2つしかない、塙のセリフが2つしかない…という敗退のワケを、時に笑いを噛み殺して吐露。
もとから話題作りを狙っての参戦だったのだが、ネットニュースなどには一切上がっていない。ただ1回戦落ちだけが事実として残ったことに責任(?)を感じての、審査員辞退発言のようである。
「ボクの代わりは、オール巨人師匠にやってもらおうと思います」
とボケ倒したのだが…。
年末の「M-1」で塙が審査員席に座っていても、そうでなくても、話題に上りそうだ。
(所ひで/ユーチューブライター)