誰もがひれ伏す「紳助親分」だった。だからこそ多くの「舎弟」や「愛人」を従えることができ、わが世の春を謳歌してきたはずだ。ところが、親分の名前を冠する「紳助一家」の頂点にはなんと、真の「元締め」がいたのである。
紳助親分こと島田紳助(55)は「テレビ界の帝王」でありながら「不動産の帝王」でもあった。しかし、そんな帝王のバックには女帝がいたのだ。家庭も莫大な財産も、管理してきたのは、35年間連れ添ってきた妻だったというのである。
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「困った時は奥さんというのが、いつものパターン。今回も奥さんが、引退会見直後にいち早く荷造りをして沖縄に先乗りで入って、賃貸マンションで住環境を整えていたんです」 芸能レポーターの城下尊之氏はこう話したが、徐々に紳助親分が続ける「逃亡生活」の全容が見え始めている。騒動を取材する芸能記者が明かす。
「紳助は、引退会見の2日後、8月25日より沖縄・恩納村のビーチ近くにある2LDKのリゾートマンションに、実は夫人と付き人と一緒に滞在していたようです。たまに買い出しに出たりもしていましたが、差し入れを持った友人や関係者も頻繁に出入りしていましたね」
しかし、マスコミの目を気にしてか、9月20日以降、姿をくらました。
「どうせ日本にいても追いかけ回されるだけだからと、グアムに行ったという報道も出ました。しかし、よりマスコミに嗅ぎつけられない地域がいいということで夫人が、『香港やマカオに行ったほうがええのでは』と進言し、香港に移動したという話も出ています」( 紳助を知る民放テレビ局関係者)
そんな中、そろそろ紳助が表舞台に出てくるのでは、という説まで流れだしているのだ。
前出・テレビ局関係者が語る。
「人の噂も七十五日と言いますが、そういった格言を気にする紳助は、間もなく動きだすようです。吉本の芸人の間でも『紳助さんが東京に戻ってくるらしい』という噂が流れています。何でも親しい芸人がメールをしたところ、紳助から『近々会えるから心配するな』という返信があったそうです。大阪は府警の目が光っているので、東京のほうが安全という判断なのでしょうか。いずれにせよ、この一連の動きをサポートしているのが、奥さんだというのです」
引退会見で紳助は、
「妻は『自分のやりたいようにやったらいいよ』と言ってくれた」
と語っていたものだが、夫人が管理しているのは紳助親分の身の回りや引退後の生活だけではないという。なんと、親分が築き上げた財産も夫人に「上納」されていたというのである。
前出・芸能記者が言う。
「現在、夫婦が所有する不動産物件は、判明しているだけでも11軒。実勢価格で査定すると約16億円にもなる。これに外貨や株などの金融資産を合わせると優に20億円は超すと言われています。そして、そのほとんどの資金を妻が管理しているとのことです」
つまり正妻はいわば、「紳助一家」の「大元締め」ということか。
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