巨額投資トラブルにより、所属する松竹芸能を7月23日付で退社したTKOの木本武宏。21日深夜にはナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)が「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、その木下について言及している。
木本は知人や後輩芸人らに投資話を持ちかけ、計5億円以上を集めたものの、預けていた人物と連絡がつかなくなったとされる。
番組冒頭、岡村は報道以上のことは知らないとしつつ、次のように振り返った。
「仮想通貨ですら、たむけん(たむらけんじ)に勧められたというか、『兄さん、いつまで馬乗る気ですか。僕、スーパーカー乗ってますよ』って言われたんですよ。こぞってみんなやってるらしいというのを聞いて、『ちょっと』と思った時にはもう遅いというか。『今からでは遅いですよ』みたいなこと言われて。しゃあないと思ってスルーしましたけど」
相方の矢部もたむけんに誘われたといい、「もうええわ、うるさいな」と断ったとか。
また、岡村は他の人物からも「お金の運用とかどうしてるんですか」「もしあれだったら、いろいろあるから、興味があるんだったら言ってください」などと誘われたことがあったという。お笑い関係者が言う。
「木本の件では、すでに平成ノブシコブシの吉村崇、野性爆弾のくっきー!が投資していたと報じられています。かつて吉本芸人の間で仮想通貨が流行った際には、たむけん、ノブコブ吉村のほか、藤崎マーケット・トキ、ロンブー・田村淳、とろサーモン・久保田、かまいたちの2人などの名前がよく出ていましたね」
木下の場合、投資案件は仮想通貨(暗号資産)ではなく、FXと不動産関連だったとも伝えられる。こうした話で過去、実際に儲かったパターンもありそうなだけに、引っ掛かってしまった芸人は多いのだろう。
(鈴木十朗)