投資トラブル発覚後、活動を休止していたお笑いコンビ・TKOの木本武宏が1月23日に都内で開いた会見に眉をひそめたのは、元デイリースポーツ記者で芸能リポーターの中西正男氏だ。24日に配信されたYahoo!ニュースの記事で、2つの違和感を覚えたという。
中西氏は、会見途中で木本の相方・木下隆行が出てきたことにまず疑問を感じたといい、
「あくまでも謝罪会見なので、それをしっかりとやる。そこまででとどめておく。木下さんが出てくるとブレる。謝罪会見なのか、今後に向けてのプロモーションなのか、ごった煮になってしまう。そこは間違いなくあったと思います」
もうひとつが、会見の最後に報道陣の一部から、TKOの2人に向けて拍手が起きたことだ。中西氏が続けて苦言を呈する。
「無理にケンカ腰になる必要はないと思いますが、そこには一定の緊張感や真剣勝負感があってしかるべきだと、僕は思います。記者は記者であって、ファンでも支援者でもありません」
さらに、ワイドショースタッフが首をかしげたことがある。弁護士の不在だ。
「木本には担当弁護士がついていて、木本に逐一助言しています。会見では今後、投資先から返金が滞った場合などは弁護士とともに法的措置を取る、と明言したほど。投資トラブルは詐欺など専門性の高い分野で、芸能人が被害に遭ったことを受けて開く会見では、担当弁護士が同席してもおかしくない。報道陣から専門的な質問が飛んだ時、それに疎いタレントは失言しかねないからです」
周知の通り、会見に同席したのは弁護士ではなく、木下だったわけだが、
「会見でコンビの活動再開も宣言し、2月のトークライブまで告知。結局、謝罪会見のテイを成したように見せつつ、実質的な復帰会見でした」(前出・ワイドショースタッフ)
TKOは会見で、マネージャーがいないことを明かしている。もし有能な「相棒」がいたなら謝罪会見にとどめ、そこに同席させたのは弁護士だったかもしれない。