相手を思う気持ちはわかったが、わざわざラジオで全国に聞かせること?そんな疑問の声も多く聞かれるのが、ナインティナイン矢部浩之が相方の岡村隆史に行った「公開説教」だ。
4月30日深夜放送の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、岡村は物議を醸した前週の「女性蔑視」発言を謝罪。これを皮切りに番組は終始謝罪ムード全開で進行。というのも、途中で相方の矢部が「やったな、おまえ、やってもうたな」と演出的に声を荒げるふうに登場。そこからずっと説教が始まってしまったからである。
「矢部は“ナイナイの危機”も感じていたようで、ふだんから岡村に言いたかったことをこの場で全部ぶつけようとしたみたいに聞こえました。ところが内容もあまりに歯に衣を着せない調子だったので、男性リスナーたちがザワついたようです。細かくマタニティマークのことなどにも言及していましたが、矢部の主張は、ようは独身の岡村が女性の立場に立ってものが考えられない人格だということをとことん言っていた感じですね。また、岡村がかつて心のバランスを崩して休養したことも、復帰後周りが気を遣うようになり、結局ますます自分に甘くなることにつながったといったことも言っていました。これだけ言われたら、岡村も謝り続けるほかなく、好意的に見れば、それだけ親身に言ってくれる相方がいるという美談にもとらえることはできます。でも、これを聞かされたのが岡村さんだけでなく、全国のリスナーだったことで、また別の影響もあったように思いますよ」(エンタメ誌ライター)
というのは、矢部の説教に「他人事ではない」「自分が罵られてる気になってしまった」という男性リスナーがあまりに多かったからだ。
ネット上には「岡村さんはお金持ちでまだいいけど、僕なんかチビで貧乏で40過ぎて結婚もできそうにないから、聞いてて泣きたくなった」「一部の人たちにはあまりに強烈な人格攻撃では?」「ボクも女性が苦手。岡村隆史は一人ではないことを矢部にもわかってほしい」「お店でしか女性と接することができない自分は(岡村発言で)喜んだぐらいです」と、わざわざ岡村を一方的な悪者にして全国に聞かせる内容だったかどうかとの疑問を呈する声、さらには「女子アナと結婚できる人間に何がわかるのか」「矢部だって子供ができてその境地に達したんだろが偉そうに!」と、矢部のような“勝ち組“に言われたくないという批判的な声まで見られたのだ。
「確かに騒動の元になった岡村の発言は擁護のしようがない。ただ矢部もそこまで思っているなら、なぜもっと早く言わなかったのかな…という疑問もわいてしまいます」(前出・エンタメ誌ライター)
今後の岡村本人や全国の岡村系の人たちのメンタルが少し心配になってしまうかも。
(飯野さつき)