政治

宮崎謙介<巷の陳情>突撃調査隊「またコロナ騒動の社会が嫌になった」

 新型コロナ感染者数が過去最大に増加していますが、主要な繁華街はコロナ以前の賑やかさを取り戻しつつあるようです。とはいえ、地方ではまだ怖がっている人やお店は多く、寂れています。最近では、変異株の「BA.4」や「BA.5」「ケンタウロス」といった、ヨーグルトや星座のようなウイルスも。こんな混沌とした世の中、もう嫌です。国の中枢にも、社会を明るくしようとする気概が見えません。

「こんなことを宮崎さんに言っても仕方ないのかもしれませんが」という前置きがありましたが、仕方ないことなんてないですよ。

 僕の周りでもコロナにかかっている人はまた増えており、国会議員も前ワクチン担当大臣を筆頭に、100人以上が感染しているみたいですね。自分たちが感染して、感染した人の苦しみもわかるんじゃないでしょうか。そこは、わかっても仕方ないか‥‥。

 何度も言っておりますが、新型コロナはデルタ株までは慎重に対応すべきでしたが、オミクロン株からはフェーズが変わったと感じます。実際の症状も軽い傾向があり、重症化率や死亡率が低くなっているようですから、感染症法に則って2類相当から入院勧告など必要のない5類相当に移行すべきだ、という主張もあります。そこは僕なりにいろいろ調べてみた結果、2類のままステイする方がよさそうです。

 というのは、5類相当に変えてしまった場合、国の保障がいろいろできなくなる、と。例えば、新型コロナワクチンを無料で提供できなくなる、コロナ助成金を出せなくなる、とか。国としてのコロナ対策ができなくなってしまうため、そこはカテゴリーを変えない方が我々のためでしょう。

 とはいえ、社会活動を回していかないと本当に経済が終わってしまうので、公共の場ではマスク、大勢での会食ではしゃがない、体調が悪ければ外出しない、などのルールを守ることは必須。

 そして先ほど、オミクロンはデルタより軽いと示唆しましたが、そうかといって、感染はしたくない。この先、仮に新型コロナが風邪として認識されるようになったとしても、公共の場でのマスクは、クセとして残っていくでしょうね。

 さて、混沌とした新型コロナ問題。世の中は変わってしまったんです。そこはもう諦めるしかない。でも日本は神経質になりすぎ。

 もちろん、神経質にならないといけない人、基礎疾患がある人、体が弱い人、インフルエンザにかかったらとても重くなると感じる人、または熱に弱い人もいる。とにかく免疫力をつけるような食生活、日常生活は大事です。ワクチンもいつまで効くのかわからないし、何度も何度も打たないといけないのかと思うと、ぞっとしますが。

 アメリカをはじめ、多くの海外では、実際はほとんど誰も気にしていないというのが現実。日本もそうなるべき、とは言いませんが、人生は長くて短し。ある程度の諦念を持ち、笑ってすごしたいものです。

 新型コロナによって職を失った人への職支援は、この先も国がなんとかすべき。歴史に残る「コロナショック」ですから。

宮崎謙介(みやざき・けんすけ)◆1981年生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、日本生命などを経て12年に衆院議員に(京都3区)。16年に議員辞職後は、経営コンサルタント、テレビコメンテイターなどで活動。近著に「国会議員を経験して学んだ実生活に即活かせる政治利用の件。」(徳間書店)。

カテゴリー: 政治   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論