月9ドラマ「競争の番人」(フジテレビ系)では、公正取引委員会で奮闘する職員を好演中の杏(36)。しかし、その最終回を迎えるまでもなく、一足先に機上の人となるという‥‥。
民放ドラマプロデューサーが内情を語る。
「ドラマは8月9日放送回で第5話の中盤を迎えたばかりですが、すでに撮影はクランクアップしております。これだけ早く撮影が進められたのは、9月にもフランスに渡航する杏のスケジュールを最優先したことによるものです」
私生活での杏は俳優の東出昌大(34)との間に双子の姉妹と長男の3児の子を持つ母親でもある。
ドラマ関係者が撮影中のエピソードを打ち明けるには、
「今回のドラマは極寒の1月から行われていました。そのため、初回放送の栃木ロケでは出演者の会話で吐く息も白く、夏ドラマとは思えない光景でした。劇中、川に飛び込むシーンでは、W主演の坂口健太郎(31)があまりの寒さにブルブル震えていたほどでした」
酷暑と真逆の演出が幸いしたのか、初回視聴率は11.8%と夏ドラナンバーワンの数字を叩き出したのだ。「それ以外にも、撮影は通常より1時間ほど早く夕方5時までに終了させるという時短スケジュールでした。もちろん、杏さんの帰りを待つ幼いお子さんのためのシフトです。そのため杏さん自らも昼食抜きで撮影することもありましたが、主演女優が休まないのに周囲が休むわけにはいかない。中にはお昼の休憩が取れず『これも杏シフトのせいだ』と不満が出ていた」(前出・ドラマ関係者)
実はこの杏シフトは今回だけではなかったようだ。
「最初は19年のドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)からでした。この時、共演相手の仲間由紀恵(42)が前年に双子を出産したばかりという状況でした。同じ境遇の2人は子育てで意気投合し『双子は2倍大変だから』と、時短撮影を獲得したのです」(前出・民放プロデューサー)
今回、撮影を急いだのには理由があった。欧州では9月が新学期のため準備を早める必要があった。
「上の双子をフランスの小学校へ入学させるようです。芸能界では、国内のインターナショナルスクールへ通わせるのがブームだが、杏自身が海外モデルを経験したこともあり、一歩先行く海外移住を念頭に置いていた。もちろん一昨年に離婚した東出の話題を取り沙汰され、子供たちの耳に入ることを避けたいという側面も少なからずあるようですが。今後はCMや単発ドラマなど短期間で終える仕事を中心に、フランス移住しながら女優業と子育てを両立させるようです」(前出・プロデューサー)
子育て優先の海外リモート女優は、“杏”ずるより産むが易しとなるか!?