「異変が!」
お笑い芸人・ねづっちのYouTubeチャンネル〈ねづっちチャンネル〉にそんなタイトルが踊ったのは8月10日のことだった。
そもそもねづっちのこのチャンネルは、1月21日に文春オンラインで発表された「芸能人YouTuberランキング」において、
「キャリア部門」第4位(2014年11月21日開始)
「登録者1人当たりの視聴回数部門」第3位(371回)
「投稿頻度部門」第1位(19時間17分56秒)
と、なみいる芸能人ユーチューバーを抑えて大健闘していたのだった。
ただし、「視聴回数」においては後れを取っていた。
ところが、単独ライブの模様を切り取った超短尺のTikTok動画を公開したところ、100万回を突破する回が急増。7月22日公開の〈「毒りんご」と言われましても#shorts〉は、328万回も再生されている。
「ものすごい再生数が伸びてくれてるんですよ。いや~、嬉しいですね」
そう語るねづっち。どうやらこの再生回数の急上昇が「異変」ということらしい。だが…。
「YouTubeでのねづっちの収益はそれほど多くありません。実際、動画の目的はお金ではない。彼の本当の希望は、綾小路きみまろのような全国公演を行うこと。動画はそのための、いわば広報活動のようなものなのです」(事務所関係者)
再生回数の上昇とともに、全国公演の道が「ととのう」日は来るか。
(所ひで/ユーチューブライター)