作家・五十嵐貴久氏が2008年に発表した小説「相棒」を原作としたテレビドラマ「幕末相棒伝」(NHK)が放送されたのは、今年1月3日。正月時代劇のこの作品は、永山瑛太演じる討幕派の坂本龍馬と、向井理演じる佐幕派の土方歳三といった、いわば敵対する関係の2人が事件解決に向けてバディになるといった史実を織り交ぜつつの奇想天外なストーリーだった。
この小説が縁となったのか、2017年12月17日、土方歳三と坂本龍馬の親族の子孫2人が、土方歳三の地元・東京都日野市の高幡不動駅周辺をごみ拾いして回り、街の美化に一役買うといった、ほのぼのとしたニュースが報じられたものだ。
その、日野市にある「土方歳三資料館」が、今年の10月末をもって長期休暇すると発表したのは、去る2月20日のこと。前述の土方歳三の親族の子孫が個人で運営しており、限界を感じたようなのだ。
そんな話題に関連して、お笑い芸人・ねづっちが自身のYouTubeチャンネル〈ねづっちチャンネル〉で、2月21日に〈土方歳三資料館、10月末をもって長期休館へ〉と題して謎かけ動画を投稿。
「日野市が資料館作ってあげるとかできないんですかね?日野市がやればね、土方歳三だけに、運営の方も復調(副長)するんじゃないかな…」
「不思議だったんですよ。だって、土方歳三と坂本龍馬の(親族の)子孫なのに、そこで起きた(沖田)のは、掃除(総司)だったって」
「土方歳三がいた組織、なんていう名前でしたっけね…えーとー、初めてこのお菓子食べた…でしたっけ。そう、新鮮、グミ(新選組)!」
立て続けに、軽快に披露されたねづっちの謎かけ。多くの視聴者の目に触れ、「土方歳三資料館」の未来を明るく照らすよう一役買ってくれることを願うばかりだ。
(ユーチューブライター・所ひで)