お笑いタレント・関根勤といえば、長嶋茂雄、千葉真一、輪島功一、ジャイアント馬場、大滝秀治など、多岐にわたるものまねレパートリーでも知られるだが、その数を一気に増やすことになったきっかけは、あの長寿番組だった。8月16日、YouTubeチャンネル〈関根勤チャンネル〉で、その舞台裏を明かしている。
黒柳徹子のトーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)が放送を開始したのは、76年2月2日。当初は黒柳と関根が進行する「フラッシュクイズ」というミニコーナーがあり、同じスタジオで収録されていた。
関根は毎度、お得意のモノマネを披露していたのだが、毎週月曜から金曜まで放送があり、
「週5回あるんですよ。もうね、2週間でネタがなくなっちゃって…。うわ~、どうしようかと」
悩んだ末、トークゲストのものまねを思いついたそうで、大御所相手にも怯まず挑んだ。宇津井健には「ボクのマネをしてくれたのは初めてですね~」と喜ばれ、萬屋錦之助からは「明日からそうやります」と「お墨付き」をもらったという。
このミニコーナーは約1年で終了したが、ざっと計算しても200人以上のレパートリーを増やしたことになるのだ。
(所ひで/ユーチューブライター)