アニメ映画「アナと雪の女王」がバカウケしている。4月12、13日の週末興行成績は約8億4000万円(前週比98.8%)を記録した。観客動員数は新学期が始まり、公開5週目に到達したというマイナス要因をものともせず、全く衰える気配を見せない。4月13日までの累計動員数は756万5206人、興収は92億8453万6150円を記録した。
「これはものすごい記録です。昨年12月公開の映画『永遠の0』が大ヒットしましたが、あの興収が公開99日目で約85億6500万円だった。こちらは3分の1の日数で、その上を行く興収なんですから、すごさがわかります」(映画ライター)
すでに全世界での興収は11億1253万2000ドルを突破。「007 スカイフォール」を超え、歴代ベスト8に躍り出ている。
人気の秘密は日本版ヴォイスキャストの人選のうまさに尽きる。映画ライターが興奮して言う。
「ディズニー映画始まって以来のWヒロイン。姉を松たか子、妹を神田沙也加が担当。台詞を日本語で吹き替え、歌っています。ミュージカルだけにソロはもちろん、デュエットしても抜群のハーモニー。とにかく泣けるという感想が多いんです。2世俳優で、歌も芝居もできる2人だけに、その演技力は脱帽もの。沙也加の生歌を聴いたこの映画の監督が感動の涙を流したことが来日した際にニュースになったほど。世界50カ国で公開されているんですが、自国のボイスキャストより、日本版がいいとネットでも絶賛の嵐なんです。ご存知のとおり、松は松本幸四郎、沙也加は松田聖子の娘ですが、親譲りの実力をしっかりと受け継いでいたわけです」
4月26日からは、新バージョンとして「3D吹替え版」の上映も決定。松たか子&神田沙也加の歌声に聞きほれるファンがますます増えそうだ。