8月4日からアマゾンプライムビデオで配信されている異色の音楽番組「ザ・マスクド・シンガー」シーズン2。
マスクで正体を隠した出場者が歌で対決し、投票結果に応じて敗者がマスクを脱がされるという構成である。
昨年配信のシーズン1と同様に大泉洋がMCを務め、パネリストにPerfumeやMIYAVIら、豪華メンバーが名を連ねている。
放送に際し、番組では視聴者が参加する「歌っているのは誰だ」キャンペーンをツイッターで実施。
8月18日には関口メンディーら出場者を交えた「最終回大予想イベント」が都内で行われ、ラストに向けて、優勝者の予想がヒートアップしている。
こうして地上波バラエティーを凌ぐ規模で展開されている同番組だが、視聴者の評判は決して芳しくない様子なのだ。エンタメ誌記者が語る。
「レビュー欄を見ると、総合評価は5点満点中の2.7点で、全体の4割が最低評価の星1つをつけている。アマゾン制作のオリジナルバラエティー番組の中でも、とりわけ評価の低いコンテンツとなっています」
もっとも、シーズン1の総合評価も2.8点とさほど変わらないのだが、不評の理由は異なると、エンタメ誌記者が続ける。
「シーズン1は『観客がマスクをしていない』というコロナ対策の不備を指摘するコメントが殺到した結果、低評価が相次ぎました。今回のシーズン2は、企画の根幹にかかわる『根本的な改悪点』を巡り、星1つが大量につけられているんです。それは歌番組なのに、歌唱力があまりに低いこと。シーズン1では聴きごたえのあるパフォーマンスもありましたが、今回はほとんどが素人レベル。なぜこんな人選にしたのか、不思議なほどでした」
シーズン3で改善なるか。
(山倉卓)