文字どおり、芸能界の華である美貌女性タレント。それだけに、女同士のガチンコバトルは、誰にも止められないようだ。
今現在、業界内でこの2人を共演させることは、まさにタブーとされている。土屋太鳳(27)と広瀬すず(24)の抜き差しならない関係について、ベテランの芸能記者が明かす。
「共演NGにはいろいろな理由があるけど、土屋と広瀬の場合は、ザックリと2つの理由がある。1つは仕事上の特性。もう1つはプライベートでの因縁です」
もともと同じCMシリーズに出演するなど、2人の仲は一見、良好そうに見えるのだが‥‥。
「まず、仕事上でいうとこのキャラが見事に被っている。具体的に言えば、清純派風でCMウケがいいところ。さらにファッション誌の専属モデルから女優へ、というコースも一緒で、先輩の土屋にしてみれば、自分のあとを追われているような立場になる。一方の広瀬サイドにしてみても、同じような女優枠に2人のエースは必要ない、と。それだけに制作サイドからすれば、扱いの難しい関係であることは間違いない」
確かに土屋、広瀬ともにドラマや映画と女優業に力を入れており、双方のキャラが被るとなれば、意識するなと言うほうが無理か。
「スタッフがデリケートになる状況は他にもあります。人気俳優の山崎賢人(27)を巡っての人間関係です。1カ月ほど前、広瀬と山崎が熱愛中と週刊誌が報じましたが、山崎といえば土屋の元カレと噂される人物。実際問題、土屋や広瀬がどう思っているかはわかりませんが、少なくとも2人の周囲は、かなり敏感になっています」(芸能記者)
こうしたキャラ被りは若手だけのタブーではなく、大物たちにも存在する。芸能記者が続ける。
「篠原涼子(49)と仲間由紀恵(42)も共演は難しいですね。1つはクールビューティーで知性的な役柄が十八番というキャラクターの被り。ドラマや映画はもちろん、バラエティーでも共演はさせづらい。もう1つは『東京パフォーマンスドール』という同じアイドルグループ出身という因縁。先輩で人気もあった篠原は問題ないけど、アイドルとしては芽が出なかった仲間にとっては黒歴史になっている。今でも仲間のインタビューでは、アイドル時代の話はご法度です」
続いては、ベテラン演技派女優たちの熱い戦いを見てみよう。芸能文化評論家の肥留間正明氏によれば、
「“演技派”を自負している役者というのは当然ながら、自らの演技に強いこだわりがある。それを他にも求めるとなると、いささか面倒くさい話になる。そういった面倒くさい部類に入るのが上野樹里(36)。かつてNHKの大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』で主役を務めた時、演技派の彼女としては『こういう演技がしたい』という希望があった。で、そのことがベテランたちにも漏れ伝わってしまう。共演していた宮沢りえ(49)が態度に出したかどうかはともかく、現場でいい気分じゃなかったのは確かでしょう」
言ってみれば、当人はまったく意識していない、むしろ仕事熱心ゆえの「我」がバトル勃発の導火線となっていたわけだ。
「上野が長澤まさみ(35)とドラマで共演した時も同じような話が伝わってきました。ただ上野は昨秋、こうした“不仲説”をSNSなどで一蹴している」(肥留間氏)
要するに周囲のスタッフたちが“忖度NG”を出しているということか。