いくら天下の芸能人とはいえ、人は人。当然、それぞれに感情はある。その中でも特にコントロールが難しいのは色恋沙汰だ。そんな恋愛感情が絡んだドロ沼バトルを──。
今や歌舞伎界きっての人気タレント、ラブリンこと六代目片岡愛之助(50)を巡る色恋NGをベテラン芸能記者が耳打ちする。
「何かとトラブル続きの市川海老蔵(44)と比べて、ほぼそのテの悪い噂と縁がない。また、人当たりもいいので視聴者はもちろん、現場の関係者たちにも評判が高い。そのため、どこのテレビ局もキャスティングしたい人物だけど、唯一、彼の前で口にしてはいけないのが妻・藤原紀香(51)の前夫である陣内智則(48)の話。口に出すのがはばかられるくらいだから、共演なんてまず考えられないね」
当初は業界の大物にウケのいい紀香への遠慮、という声も聞かれたが──、
「正直、今の紀香は、かつてほど大物に寵愛されていない。なので、局としては紀香にそれほど気を遣う必要はない。純粋に愛之助への配慮ですよ。何だかんだ言っても梨園の人。愛之助にしてみれば、芸人の陣内と比べられたくないというプライドもあるでしょう。そんなこともあって業界内では、紀香と陣内の結婚はなかったことのような雰囲気になっている」(ベテラン芸能記者)
かつての女性絡みによる超大物同士の共演NGを肥留間氏が公開する。
「木村拓哉(49)とYOSHIKI(56)です。キムタクの妻は言わずと知れた工藤静香(52)ですが、かつて彼女がYOSHIKIと深い仲にあったのは周知の事実。YOSHIKIの住むロサンゼルスでは、半ば同棲状態にあったという話もあるくらい。それだけに、キムタクとしてはYOSHIKIのことに触れられたくないんです」
しかし、天下のキムタクが、妻の元カレについて必要以上にこだわるのも不思議に思えるが、
「彼は結婚時、YOSHIKIの件で不愉快な思いをした経験がある。周囲の人間から『YOSHIKIのお古でいいのか?』と。大きなお世話ではあるけど、キムタクのプライドを痛く刺激した。それがまだ尾を引いているんです。一方のYOSHIKIも別段、木村に遠慮する筋合いもないので特に相手にはしていない。これが共演できない理由です」(肥留間氏)
独身女性に絶大な人気を誇る高橋一生(41)も、昔の恋愛事情により、今では共演NGになってしまった女優がいた。数々の作品で主演女優賞を獲得している演技派の尾野真千子(40)だ。スポーツ紙記者が裏事情を説明する。
「この2人は無名時代に同棲していましたが、12年に破局しています。現在、高橋は女優で17歳年下の飯豊まりえ(24)と熱愛中で、そんな彼女のためにも元カノである尾野を意識させたくないという思いがある。サバサバとした性格の尾野のほうは、そんなことは一切気にしてないかもしれませんけどね。言ってみれば、飯豊に対する高橋の忖度ですよ」
美男美女が多い芸能界。恋愛も成就すればいいが、破局を迎えれば何かと不具合が起こるのも、また同業ゆえか。