スポーツ

広島・長野VS巨人・丸 新天地の「因縁バトル」(1)丸の影響で他の選手たちが…

 プロ野球12球団の春季キャンプが2月1日から一斉にスタートした。中でもひときわ注目を集めているのは、巨人にFA加入した丸佳浩(29)と、その人的補償で広島へ移籍した長野久義(34)の“バトル”だろう。現地取材でしかわからない裏情報を公開する。

 巨人・宮崎キャンプで早くも“丸効果”が発揮されている。シューッ! シューッ!──。1球ごとに独特の掛け声とともにスイングするなど、とにかく丸の一挙一動に巨人の選手たちが釘づけ。黙々とバットを振り、全メニューが終了しても時にみずから居残って特打に励む。巨人に移籍しても広島時代と同じスタイルを貫く背番号8の姿に感化され、ジャイアンツの面々の多くが今まで以上に厳しい練習を積み上げるようになったのだ。

 さらにG主力たちを驚かせているのは、丸のマッチョボディだという。

「それほど大きくない体格ですが、アンダーシャツを脱ぐとアンバランスとも思えるような筋骨隆々の肉体美で、チーム内からは『まるでミケランジェロのようだ』と驚嘆の声が沸き起こっているんです。丸に刺激されて『自分たちも鍛え上げなきゃいけない』というムードで、空いた時間を使ってウェイトトレーニングに励む選手が増えています」(さる主力選手)

 それだけではない。丸が広島時代から使用している「Cフラップ」と呼ばれるフェースガード付きヘルメットを坂本勇人(30)や陽岱鋼(32)、岡本和真(22)らもさっそくキャンプイン初日から試しだした。Cフラップは厳しい内角攻めや打ち損じた打球から顔面を保護するためのもので、メジャーリーガーの間ではトレンドグッズとなっている。これを丸が昨年10月から使い始めており、その「ケガは未然に防ぐ」というプロ意識の高さに巨人主力勢たちもはやばやと共鳴した格好だ。これには球団関係者も安堵のようで、

「当初は人的補償で長野がチームを去ったことで、一部の選手の間に“原因”となった丸に冷たい視線を投げかける向きもあった。それが、今は積極的にコミュニケーションを図って、『根が超真面目』という“丸カラー”がチーム内に浸透するほどです。思いのほか、順調にチームに溶け込めていて、浮いているような感じは微塵もありません」

 しかしながら、全てが大歓迎というわけではないようだ。巨人番記者が嘆く。

「人気選手だけに、広島時代からメディアの対応にはかなり慎重だった。むげにすることは絶対にしませんが、いわゆる“ハメ取材”にはまず乗らない。だから広島の頃から記者泣かせの選手で有名でした。記者の数が圧倒的に多い巨人に移籍してからも、そのスタイルを崩さず、多くのG担が“鉄壁の丸”を相手に毎日頭を抱え込んでいます。あまりに“予防線”を張りすぎているため、何を言っているのかわからないコメントすらあるほどです」

 いずれにしても、巨人・丸がグラウンド内外で強烈なインパクトを与えているのは間違いないようである。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」