ペナントレースも残すところ20試合あまりとなったが、シーズン中にもかかわらず早くも来季の戦力確保に動くチームが現れた。
まずは現在、47年振り2度目の最下位すらあり得るほど低迷する巨人だ。FAの人材が豊富な今オフ、「爆買い」は間違いないと見られている。真っ先に狙うのは、
「西武のキャッチャー、森友哉ですよ。いつもFA選手の草刈り場にされる西武ですが、森に関しては原監督の『密使』と言われるメディア関係者のX氏一派が、新人時代から継続的に接触してきた経緯がある。森が憧れる阿部慎之助コーチのミットを渡したりと、将来の『阿部政権』を見越してパイプを作ってきたんです。強打の捕手は、正捕手が定まらずクリーンナップも機能していない今の巨人が最優先で欲しい人材ですからね」(スポーツ紙デスク)
森獲りにはほかにも複数球団が動くという噂はあるが、「年俸5億円」の破格待遇を準備する巨人が一歩先んじているという。
また、ペナントの成績いかんで大改革が断行されそうなのが楽天だ。球界関係者が語る。
「楽天は3位終了で石井一久監督がGMに。4位以下なら監督もGMもはく奪と言われています。もし石井監督が退団すれば、そのツテで入団してきた浅村栄斗も再度取得したFA権で他球団に移ることになるでしょう。反面、石井監督が残留すれば、今度は浅村の残留は確実。その場合、西武からFA権を獲得した外崎修汰を強奪することになりそうです」(パ・リーグ関係者)
一方、日本ハムでは、新庄剛志監督が球団のFA参戦、大型補強を熱望している。
「全員獲りに行ったろうかな。(資金が)足りなかったらオレが出す」
などと怪気炎を上げているという。
その他、今季限りでの退団を明言している阪神・矢野燿大監督の後任人事にも耳目が集まっている。
ペナント中にもかかわらず、すでに始まっている「ストーブリーグ」の模様については、発売中の「週刊アサヒ芸能」(9月15日号)が詳報中だ!