中畑清監督(60)の続投が決まったDeNAでは、過去に在籍した球団で「素行」を巡る問題を起こし放出されてきた中村紀洋(41)が、またしてもお払い箱に。コトの発端は昨年8月15日の広島戦だった。
「7回裏二死一塁、打席に中村の場面で一塁走者の内村賢介(28)が盗塁に成功。結局、中村は三振に倒れましたが、ベンチ裏で内村を『何、走っとるんや!』と恫喝したんです。これが采配批判と見なされ、中村は二軍に懲罰降格。今年5月にも年下の小池正晃打撃コーチ(34)に『ランナーにちょこまか動かれると打撃に集中できない』とクレームをつけた。この一連の言動が中畑清監督の逆鱗に触れ、高田繁GM(69)との協議の結果、『ノリはもう使わない。今季限りで辞めてもらう』という判断が下された」(DeNA担当記者)
現在、自主トレ中の中村はというと、
「『ヤクルトが興味を持ってくれている』と周囲に吹聴しています。阪神が獲得を検討している、との話も伝わってきますが、どうなのか‥‥」(球団関係者)
最多勝利のタイトルを獲得したことのある藤井秀悟(37)も、嫌われ粛清の憂き目に。球団関係者が続ける。
「昨年8月に左肘靱帯を損傷した藤井は今季、二軍暮らし。二軍首脳陣に『左肘の状態は悪くないのに、なぜ一軍に上げてくれないのか』とゴネたことが傲慢と見なされました」
2年連続最下位のヤクルトも中日同様、10選手にクビを宣告。特に問題視されたのは、岩村明憲(35)で、
「代打要員として開幕一軍スタートしましたが、試合前にベンチでふんぞり返ってコーヒーをガブ飲みしながら『挨拶がねえぞ』と若手選手を威嚇。チームの和を乱しかねないと、シーズン途中から二軍暮らしが続いた」(スポーツ紙デスク)
09年に9勝をあげて「赤いハンカチ王子」と呼ばれた斉藤悠葵(27)ら4投手が戦力外通告を受けている広島では、低迷期に4番を打った栗原健太(32)が右肘手術の影響で、今季の一軍出場はなし。広島球団関係者によれば、
「いつクビを切られてもおかしくない状況ですが、野村謙二郎監督(48)ら首脳陣は『何とか再起してほしい』との思いが強く、来季が最後のチャンスになる」
一方、ペナントレースを制した巨人は安泰かといえば、さにあらず。
「韓国最多勝左腕として先発ローテ入りが期待されたセドン(30)は安定感を欠き、わずか4勝止まりで、来季は構想外。さらに『キューバの英雄』の肩書をひっ提げて鳴り物入りで入団したセペダ(34)も、打率1割台と低迷。球団はすでに見切りをつけています」(巨人担当記者)