ファンにとっては、問題視したくなる発言だったに違いない。
川崎市のジャイアンツ球場で巨人の秋季練習がスタートしたが、その際、原辰徳監督は記者から「選手によっては調整、休養に充てる時期になるのか」と問われて、次のように答えたのだった。
「休養はしたでしょう。まだ休養させるの? 中には強制もある。休養はもう与えた。世の中、そんなに甘くないよね」
V奪還を目指す指揮官としては、当然の言い分かと思われたが、「甘くないのは選手だけでなく、監督も一緒ですよね」といった批判が、ファンから噴出したのだ。
これに対し、選手への意識づけを変革していくことが目的である、と推察する野球解説者・高木豊氏が、爆弾を投下。10月11日に自身のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で、ファンの鬱憤を慮りつつも、さらなる問題発言を被せたのである。
「結果が全てだから。(来年優勝となれば)さすが原監督、ってなるし、これがまた4位とかだったら、それはもう責任取って辞めると思うよ」
来季の原監督は、3年契約の2年目。結果によっては、契約を全うせずに途中辞任する、と予言したのだ。
球団史上最長となる17年目の指揮を執る、そのプライドやいかに。来季、ファンが見ることになるのはV奪還か、それとも恥辱にまみれた名将の辞任か──。
(所ひで/ユーチューブライター)