「現状、ジャイアンツは日本一になる可能性はある…チャンスはある! しかし、セントラルリーグにおいては、かなりヒドい位置になってしまう可能性もあるっていうね…」
これはDeNA戦に敗れ、巨人の2年連続V逸が決まった9月18日、岡崎郁氏のYouTubeチャンネル〈アスリートアカデミア【岡崎郁 公式チャンネル】〉に出演した巨人・原辰徳監督の弁である。
確かに原監督の言うように、3位に食い込んでCSを勝ち抜き、日本シリーズに進出する可能性もあれば、47年ぶりの最下位に転落する危機もはらんでいる。
と、ここで原監督はなぜか、過去の栄光を回顧する。
「ぶっちぎりにセントラルリーグでペナントレースを勝ったこともありますし」
近年では19年に2位DeNAに5.5ゲーム差、20年には2位・阪神に7.5ゲーム差をつけて、リーグ制覇している。
「なんでクライマックス(CS)なんかやるんだろうね、とか、そういうことがあって、『ゲーム差がこれだけ離れてるのに』みたいなね。今回は逆の立場になりつつ戦ってるという点においては、もうルールに対してね、非常にありがたく受けながら戦っていくってことですよね」
CSでは巨人も勝者の立場で2位、3位チームの挑戦を受けた経緯がある。今年はV逸しても、3位に滑り込みさえすれば…という悲壮な決意が伝わってくるのだが、
「この時期にせっかく出演したのであれば、もう少し実りのある戦術や、監督としての決意、覚悟を聞きたかった、という声が多数ありました。女性に対する中絶強要で騒がれている坂本勇人について、何の釈明もないまま起用を続けていることにも、風当たりは大きいですね」(球界関係者)
巨人ファンのストレスは溜まるばかり──。
(所ひで/ユーチューブライター)