ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のパーク内で、肌着姿で撮影した写真がInstagramに投稿され、USJが注意喚起を促す事態となっている。
コトの発端は10月14日、女性インスタグラマーが「自慢のお友達!その日のユニバ1可愛かったかもな」とUSJの位置情報を付け、写真を投稿したことだった。
写真にはハロウィンコスプレをした5人の女性が写っており、うち2人はほぼ肌着姿のような、かなり大胆な格好。これに批判が殺到すると、投稿者の女性は「写真撮る瞬間以外はずっとパーカーとかカーディガン着て前も閉めてました」と弁明。
それでもブーイングは収まらず、結局、投稿は削除されている。
この騒動を受けて、USJは19日、Twitterの公式アカウントでマナーへの協力を呼びかけた。「公序良俗に反する服装やパークにふさわしくない」格好をしていた場合は退場させる場合がある、と示唆したのだ。若者の生態に詳しいジャーナリストは、
「最近ではUSJのみならず、他のテーマパークでも、周囲の迷惑を顧みずSNSで注目されるために自分勝手な撮影をする若者があとを絶ちません。社会問題になっていますね。今年9月には、東京ディズニーリゾートが施設内での注意事項に『営利活動(当社が許可した場合を除きます)』を追加しており、YouTuberなど商業目的や他の客の迷惑になるような撮影を牽制している。こうした引き締めは今後、いっそう強まりそうな気配です」
そもそもハロウィンは、子供たちが楽しむイベントだったはず。大人が大胆なコスプレをして喜んでいる場合ではなかろう。
(小林洋三)