11月10日、「第39回ベストジーニスト2022」の授賞式が行われ、「一般選出部門」で菅田将暉とモデルのみちょぱこと池田美優、「協議会選出部門」に伊原剛志、広末涼子、仲里依紗らが選出された。
ジーンズが最も似合う著名人に贈られるベストジーニストは、日本ジーンズ協議会の主催で84年から毎年発表。「協議会選出部門」ほか「次世代部門」は選考委員会によって選ばれるが、投票によって決められる「一般選出部門」は昨年、今年と投票方法が変更されている。芸能ライターの解説を聞こう。
「一昨年までの投票では男女一人ずつ、好みの著名人を選ぶことができ、男女それぞれのベスト10が発表されていました。それが昨年は、まずネット調査でランダムに選ばれた10代から70代までの世代からヒアリングし、男女上位10名をノミネート。そこから一般投票が行われるシステムになりました。さらに今年は、SNSによりランダムに選ばれた10代~50代1万人の集計から、上位男女各1名が決定する方式になったんです」
こうした変更には、以前から指摘されていた、ジャニーズタレントが選出されがちな「偏り」を回避する目的があると言われる。芸能ライターが続ける。
「一般選出部門は94年から木村拓哉(~98年)、草なぎ剛(99年~03年)、04年は堂本剛、06~10年までが亀梨和也、以後も相葉雅紀(11~13年)、藤ヶ谷太輔(14年~16年)、中島裕翔(17~19年)と、ほぼジャニーズの独占状態にありました。これにはファンによる大量の組織票が影響していたとの見方もあり、それでも選考方法が変更された昨年は、King&Princeの永瀬廉が選出。ジャニーズ帝国の底力を見せつけたわけですが、さらに選考が厳しくなった今年は、ジャニーズが姿を消すことになったんです。今後、ジャニーズの威光が減退していくようなことが続けば、この傾向は強くなるでしょうね」
今回の結果は、むしろ真っ当な形に近づいた、ということかもしれない。