スポーツ

「FA選手に30億円も出すなら…」高木豊が提案した現有選手が鼻息マックスで働くカネの使い方

 プロ野球ストーブリーグは、FA宣言選手をめぐる交渉駆け引きやポスティング移籍、契約更改やトレードが連日、スポーツマスコミに話題を提供している。

 例えば、FA宣言の日本ハム・近藤健介には、ソフトバンクが6年総額30億円、西武・森友哉にオリックスが4年総額16億円の大型契約を…といった具合だ。

 これを「夢のある話」としながらも「オレなら…」とチームを優勝に導くカネの使い方について持論を展開したのが、野球解説者の高木豊氏である。11月14日に更新したYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で語ったのは、

「これは個人競技だと、選手の能力というのはすごく問われるけども、団体競技になると、1人のスーパースターよりも、皆の結束の方が強くなると思ってるのね。だからFAでそんなにカネを出すんだったら、そのおカネを使って、現状いる選手に対してヤル気を持たせるだけの数字を与えてあげる」

 そう言うと、高木氏はDeNAを俎上に載せて、今季11勝の今永昇太と8勝の濱口遥大をセットに、

「2人で30勝したら、ボーナス2億やる。その分配はお前たちで話せ、と」

 同じくDeNAの宮崎敏郎と牧秀悟の2人で60本塁打したなら、

「ボーナス1億やる。その方がね、1人の選手にお金を使うよりも、現状の選手にヤル気を与えるだけの、そういう契約の方がオレはいいと思う」

 これを聞かされたら、セ・パどの球団の選手でもアドレナリン出まくりで、大ハッスル。結果を残してチームに貢献しようと、100%以上の力を発揮するのではないか。そしてボーナス対象から漏れた選手は「オレも今度は提示されるようになる」と、いきり立って必死に働く──。

 各球団のフロントと監督は、高木案について検討してみてはどうか。

(所ひで/ユーチューブライター)

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