3月2日から始まったプロ野球オープン戦。昨年、一昨年の日本シリーズでソフトバンク相手に8連敗している巨人が、オープン戦とはいえ一矢報いることを期待する巨人ファンも多かったろう。
が、3月9日の「ソフトバンク‐巨人戦」では5対3でソフトバンクが勝利。翌10日は1対1の引き分けと、依然巨人は勝ち星を拾えぬまま、オープン戦での両軍の対戦を終了している…。
このオープン戦を巡り、元プロ野球選手・高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で、3月10日に〈巨人はソフトバンクに苦手意識があるのか語ります!!〉とタイトルをつけて公開した回は、ひと味違ったオープニングを見せた。
番組が始まるや高木氏は「森藤が苦手なものって何なの?」とアシスタントの森藤恵美に野球に無関係の質問。「見た目でダメなんですよ」と、森藤はヒジキをあげ、高木氏は今は違うが昔は青臭いイメージがあったことからニンジンだと口にした。
さらに首都高速を運転していても、なぜか「苦手な場所」があり、そこでは思わずスピードを落としてしまうなどパフォーマンスを発揮できないといった例えを示し、巨人の苦手意識を表現したのだった。
今はニンジンを食べてみたら、味がよくなっていると感じ、克服しているという高木氏。しかし、森藤がヒジキを“見た目だけ”で嫌悪していることを指して「あの(ソフトバンクの)ユニフォーム見ただけでイヤだと思うよね」と巨人の立場を代弁したのだった。
戦国時代、槍の名手が特徴的な兜と鎧を下級武士と交換すると、名手はその日の戦で敗れ、代りに下級武士は勲功を立てた─すなわち「見た目は大事」だということを象徴する逸話がある。まさか、ソフトバンクがユニフォームのデザインを変更するまで、巨人が勝利できないないなんてことは万が一にもないと思うが…。
(ユーチューブライター・所ひで)