今年の漢字が発表される季節になった。ただ、今年は1文字では足りない。「山本耕史」と書きたいところだ。
メフィラス構文をバズらせた映画「シン・ウルトラマン」で演じたメフィラス星人のインパクトが強烈で、もはや山本は宇宙人にしか見えない。ウルトラマン斎藤工とは、現在放映中のヒノキヤグループ「Z空調の家」で再会を果たしている。
同じく視聴者を毎週震え上がらせているNHK大河「鎌倉殿の13人」でも、人類を操る宇宙人ぶりは健在だ。北条義時の盟友でありながら、公暁の実朝暗殺を誘導する三浦義村を怪演している。
「山本がすごいのは、大手プロダクション枠ではないということ」
と言うのは、ベテランの芸能記者である。続けて、
「0歳から赤ちゃんモデルとして芸能活動。実母が取り仕切る個人事務所で活躍しています。子役時代は舞台中心だった山本の転機は3回あります。93年、フジテレビの月9『ひとつ屋根の下』で演じた四男役と、NHK大河『新撰組!』の土方歳三役への抜擢。そして15年、売れっ子女優だった堀北真希との『交際0日婚』です」
最近の仕事には、妻・堀北の意向が反映されているという。
「山本は子供の生年月日と性別を公表していませんが、以前に『車や電車が好きな子供がいる』と発言していることから、男の子、特にウルトラマンに興味を持っている年代の子供がいるとみられます。自分の父親がソフビ人形にもなっているメフィラス星人を演じて大画面に登場したのを、2人の子供はとても喜んだことでしょう。現在出演中の『クロサギ』(TBS系)は、06年に堀北が山下智久と共演したドラマのリメイクです。さらに2人の子供が小学校、幼稚園に入学入園する年齢に差し掛かり、お受験を考えてか、NHKへの出演が増えました。入学式、入園式シーズン、礼服に身を包んだ堀北が久しぶりにカメラの前に登場するかもしれませんね」(前出・ベテラン芸能記者)
衝撃的な最終回が予告されている「鎌倉殿の13人」。そのラストまで陰謀の渦中にいるであろう義村を演じ切った宇宙人は、鎌倉殿の13人が礎を築いた封建制度の終焉、よしながふみ原作の大ヒット漫画「大奥」(NHK総合・1月放映開始予定)で、我々人類をまたガクブルさせてくれる。