女優の唐田えりかが11月26日、主演映画「の方へ、流れる」の公開初日舞台挨拶に登場した。登壇した際の唐田の様子を、映画ライターが振り返る。
「あのスキャンダル以降、初の公の場とあって、目は泳ぎっぱなしで声も震え、極度に緊張していました。ただ、観客から『復活おめでとう』などと声がかかると涙を見せつつ、これまでの心境を長い時間を割いて語っていました。ドン底からここまで這い上がるだけの、神経の太さを感じましたよ」
唐田が東出昌大との不貞関係を報じられたのが、20年1月。以降、約1年以上にわたって活動休止の状態となったが、昨年秋には短編映画に出演して女優復帰。今年に入ってからは「の方へ、流れる」のほか、来春も短編映画の主演や配信ドラマの出演が決まるなど、本格的に活動を再開させている。芸能記者が言う。
「彼女にとっては今回が3年ぶりの主演映画となったわけですが、あれだけの大騒動を起こしながら短期間で本格復帰できたのは、所属事務所をはじめ関係者のおかげであり、決して世間の待望論に押された形ではないのが現実的なところ。そのため、舞台挨拶で彼女は『この日を迎えられて感謝しています』『大切な方たちに恩返ししたい』としていた。が、やはり一部からは東出と離婚した杏に対して『謝ったのか』『感謝よりそっちが先では』との、冷ややかな声も上がっていますね」
もっとも、水面下で唐田が杏に謝罪した、との報道もあったが、世間的にはまだミソギが済んでいないという印象が強いのだろう。
「杏が渡仏したタイミングでの本格復帰、という点にもケチがついているほど。こうした状況では、映画はOKでも地上波での主演ドラマなどは、まだまだ遠い話でしょうね」(前出・芸能記者)
今後は正真正銘の、自身の演技力で切り開いていくしかないだろう。