11月25日、スポーツ報知のYouTubeチャンネル〈報知プロ野球チャンネル〉に巨人OBの村田真一氏、宮本和知氏、高橋由伸氏が出演、今季Bクラスに沈んだ巨人が来季リベンジするための「キーマン」について語り合った。
今季の巨人は、岡本和真、丸佳浩、グレゴリー・ポランコ、アダム・ウォーカー、中田翔の5選手が20本塁打以上を放つなど、1シーズンで5人以上が20本塁打以上をマークした。球団史上14年振りの快挙を成し遂げたのだが、終わってみれば4位。
この不甲斐ない結果について3人のOBが話し合う中、高橋氏の口から飛び出したのは、意外な「キーマン」の名前だった。高橋氏はまず、
「松原どこいっちゃったの?」
と語り始めたのだ。高橋氏が言う「松原」とは、16年に育成選手ドラフト5位で巨人に入団した松原聖弥のこと。
松原は、20年のシーズンは1軍で86試合に出場し、73安打3本塁打19打点を記録した。打率は2割6分3厘。21年は135試合に出場し、113安打、12本塁打、打点37、打率2割7分4厘を記録している。しかし、今季は50試合にとどまり、8安打、本塁打ゼロ、4打点で打率は1割1分3厘と精彩を欠いた。
高橋氏は次のように語って、今季の松原の不甲斐なさを指摘したものだ。
「(吉川)尚輝と松原が入ったほうが相手はイヤだと思うよ。スピードといったところでは、この2人が入ったらアクセントになるから。(中略)松原も去年あんなにやったのに、この辺が全くダメだから上積みがなくなっていく」
川相昌弘1軍総合コーチは昨年シーズン後に「松原は犠打バントを覚えれば、打率3割を狙える」と語っていた。
巨人復活のキーマンとして突如、「指名」を受けた松原。はたして常勝巨人を復活させる救世主となるか。
(所ひで/ユーチューブライター)