巨人時代は首位打者1回、本塁打王と打点王に各3回輝いた松井秀喜氏。日本人離れしたパワーは誰もが認めるところだが、そんな松井氏に意外な指摘をする人物がいた。
巨人に籍を置いた元プロ野球選手であり、現役引退後は主にスコアラーとして長年、巨人を支えてきた三井康浩氏が、大久保博元氏のYouTubeチャンネルの1月18日付け投稿動画に出演。
「松井ってボクが思うには、不器用な子だと思ってたんですよ」と大久保氏が話を振ると、三井氏は同じく巨人で活躍した高橋由伸氏を挙げ、松井氏とこう比較したのだ。
「(松井氏は)不器用だからあれだけの成績残せる。いつもオレは比べるのが松井と高橋。高橋はめちゃめちゃ器用なんだよ。器用だから色んなことをやりたいのよ。で、色んなことやって回り道しちゃう…。それで、(タイトルを)とれなかった…」
一方、松井氏は不器用だからこそ同じ練習を延々繰り返し、それが実を結び、タイトルにつながったのだと評したのだった。
巧みなバットコントロールと野球センスから「天才」とも呼ばれた高橋氏がタイトルに縁が無かったのは、むしろ不思議なくらいだが、回り道をしたからこその苦労も知っていることだろう。
高橋氏と対照的な松井氏が、同時に指導者として復帰する姿も見てみたい…そんな思いも募る興味深い動画だった。
(ユーチューブライター・所ひで)