もうトレードに出した方がいい──。具体的な選手名を挙げ、巨人についてそうハッキリと進言したのは、野球解説者の里崎智也氏だった。
〈【巨人】使わないならトレードに出した方がいい〉という、なんとも刺激的なタイトルの動画を6月28日に上げたのは、YouTubeチャンネル〈Satozaki Channel〉だ。
そこで里崎氏が「放出」を提案したのはまず、2018年のドラフト1位投手、高橋優貴だった。2021年に11勝するが、昨年は1勝5敗。今季はわずか4試合の登板だ(6月28日時点、以下同)。里崎氏は「どの試合も惜しかった」と前置きして、次のようにトレード進言の理由を語ったのだ。
「オレはまだね、高橋優貴いけると思うんだよ。でも、もう巨人ではチャンスないと思うの。だって菅野智之が復帰してきた。戸郷翔征がいる。横川凱、山崎伊織…。今、チェンジアップの制球力が悪いのよ。この制球力さえしっかりしたらいい形でイケると思うから、環境を変えよう」
もうひとりの候補者は、松原聖弥。2016年の育成ドラフト5位で入団し、2021年には135試合に出場。118安打、37打点、打率2割7分4厘と活躍したが、昨年は出場50試合にとどまった。今季に至っては代打での起用が目立ち、10打数0安打となっている。
「今年29歳の年。もうギリやろ。だって外野は丸佳浩が復調してきて、ウォーカーとか外国人もいるし、梶谷隆幸でしょ、オコエ瑠偉でしょ、秋広優人…」
巨人では外野の守備位置に「空き」がないことを、里崎氏は指摘したのだ。その上で、
「ダメなやつは言わないからね。オレが名前挙げるってことは、まだチャンスあるよ。でも、このチームじゃチャンスはないから。それだったら他に出してあげて、チャンスをあげた方がいいんじゃないの、っていう選手。オレが期待してる選手だから」
かねてから里崎氏のYouTube動画には注目していると口にする原辰徳監督。7月31日のトレード期限までに、アッと驚く動きはあるか。
(所ひで/ユーチューブライター)