AKB48のパチンコ第2弾が「お盆明け8月登場」というスケジュールが発表になりました。ライバルの各メーカーは、ここぞとばかりに“6月、7月に新台を売っておけ!”という号令とともに、ホールの新台入れ替え予算の透き間を狙って、超の付く新台ラッシュです。
とはいえ、ホールに導入された全部の新台に手を出していたら、お金がいくらあっても足りません。その新台テイスティングは、ドンキホーテにお任せください。キン肉マンとルパンのおかげで、5月の1カ月間で60万円のプラス収支をあげたドンキホーテが、6月の勝ちやすい台、打っていて楽しい台を探ります。
まず、天才バカボン、怪物くん、忍者ハットリくんシリーズなど、大一の60年代アニメとのタイアップは定番です。この夏には、スーパーマンの新作もウワサされています。
その大一からMAXタイプで登場したCR忍者ハットリくん科学忍法VS忍の術(大当たり確率399.6分の1/確変突入率80%)。おもちゃ箱のようなにぎやかさが大一の持ち味ですが、牙狼風のハットリくんの顔ギミックやロボット忍者との対決はルパンのバトルにそっくりです。ルパン以前に開発されていたとはいえ、すでに古くさいイメージです。もっと気楽に楽しめるようなスペックでもよかったかもしれません。
赤保留変化と激アツのテントウ虫柄の出現、先読みの雷雲モード突入と、機種は変わっても氷川きよしや中森明菜と変わらず、新しさはまったくありません。保留変化と先読みの手裏剣ギミックの赤エフェクトや忍ビジョンは、牙狼の透過型液晶のマネ。“牙狼風ハットリくん”と思ってください。
狙い方は50の倍数。特に100回以内や、550回転、750回転狙いで、粘らないことが大事です。
ちなみに、スロットファンの若者にパチンコをと、スロットのヒット台が続々とパチンコになっていきます。たとえ若いファンが詳しく、ボクのような60歳のおじさんには何がおもしろいのかサッパリわからないアニメでも、初代エヴァンゲリオンくらい勝ちやすければ、文句は言いません。
またこの逆で、パチンコのヒット台も次々とスロットになります。ついに京楽の必殺仕事人もスロットとして、この夏登場です! 予想外におもしろかったのは、北斗の拳シリーズのサミーから登場したミドルスペックのCR化物語。初打ちは、40の倍数、323回転で7連チャン、7000発GETです。ミドルですから、一撃で7000発も出れば上等です。1台に1時間以上座ることはめったにないカニ歩きです。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!
※この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。