11月28日に敗血症で死去した渡辺徹さんの妻・榊原郁恵と長男でタレントの渡辺裕太が12月5日、喪服姿で取材に応じ、故人を偲んだ。
家族葬を終えた直後の2人は「渡辺徹を話題にしてもらい、家族としては嬉しい」と心境を語り、改めて「偉大だったんだなと思う瞬間だった。大変、感謝している」と話した。
長年ドラマ、映画、バラエティー番組とジャンルを問わず活躍した渡辺さんだけに、急死の報は衝撃をもって伝えられた。在京テレビ局報道スタッフは、
「各局ともに扱いは大きく、例えば日本テレビの『news every.』は、裕太が中継リポーターを務める番組とあって、20分近くも時間を割いていた。これは異例のことです」
一方で夫婦、子供揃って著名な芸能人一家ということもあり、事務所側の動きは早かった。
「渡辺が所属する事務所は、自宅へ弔問する関係者への取材を固く断っていた。以前なら考えられないことですが、その分、終わってから妻と子供が揃って取材対応してくれました。今なら一方的に禁止だけしておいて、あとは放置するパターンも多いけど、そこは昭和を生きたタレントらしい対応だったと思う」(前出・報道スタッフ)
FAXやSNSで報告することもできる中で、家族を亡くしながらも気丈に振舞う榊原と裕太に「ザ・芸能界」を垣間見た瞬間でもあった。