3月7日スタートの戦隊シリーズ45作目「機械戦隊ゼンカイジャー」(テレビ朝日系)に、榊原郁恵(61)が出演することとなった。制作発表会見で「61歳のヒロインで~す」とおどけてみせたが、その真意とは──。
同ドラマで発表されているキャストは、主演を務める駒木根葵汰(20)と榊原以外は声優やスーツアクターばかりで、「ヒロイン」というのもなまじ間違いではない。
「郁恵さんはヒーローの祖母役で、ヒーローたちが集う駄菓子屋カフェの店主です。昭和時代の仮面ライダーで登場した『おやっさん』のような役割となります」(制作関係者)
榊原本人は今作にやる気満々で、「戦隊になりたかった」などと周囲に話している。先の会見でも、
「平和のために手が足りなくなったら『おばあちゃん戦隊』として呼んでくれてもいい」
と意気込んだものだ。実際、撮影現場でもその様子が見て取れた。
「撮影現場にはノリノリで通っていますよ。健康のために毎日バナナを食べることを欠かさないそうで、朝早い仕事の時はバナナをバッグに入れて家を出ているようです。サービス精神旺盛な郁恵さんだけに、期待されればどんなことでもチャレンジする勢いなんです」(前出・制作関係者)
榊原といえば、81年からミュージカル「ピーターパン」で初代の主演として7年間も演じている。仮に戦隊ヒーローをバックアップすることになっても、ワイヤーアクションなどお手の物だろう。はたして、榊原が悪者をバッタバッタとなぎ倒すシーンはあるのか。テレ朝関係者が明かす。
「いやいや、今のところ、そんなシーンはないですよ。そもそも今回のキャスティグは、まだ無名の俳優である事務所の後輩・駒木根とのセットです。いわゆるバーター的起用なので、通常より激安のギャラですよ」
それでも1年間放送されるため、榊原にとっては大きいのだという。
「コロナの影響で、夫・渡辺徹(59)の舞台の仕事が激減。一家の大黒柱は榊原ですから。それ以前に、渡辺は30代から患っている糖尿病が悪化していて、12年からは人工透析を受けている。榊原は夫を気遣い、10年ほど前から始めた家庭菜園で収穫した野菜を食卓に並べるなど、食生活でも万全のサポートに努めているそうです」(芸能記者)
榊原が家庭を支えなければいけないんジャー!