ゴミ清掃員を兼任するお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一が、知られざる日本のゴミ事情について告白した。
二児の父親でもある滝沢は、2012年から、生計を助けるためにゴミ収集会社に就職し、芸人と兼業している。
フリーアナ・古舘伊知郎のYouTubeチャンネル〈古舘伊知郎チャンネル〉に出演した滝沢は、11年間に及ぶゴミ清掃員の経験から、まずはこう語った。
「ゴミって片づけてると、何がゴミなのかよくわからなくなってくるんですよ。要は人間がゴミって決めた瞬間にゴミなんですよね」
通常なら「ゴミ」は文字通りゴミであり、他に用途のない物、と考えがちだが、他の人にとってはとてもゴミとは言えないような物でも、捨てる人にとっては立派なゴミとなるようだ。
「可燃ゴミの中にも食品ロスみたいな、メロン丸ごと3つとか、お中元、お歳暮シーズンだとよく出るんですよ。もらったんだけども、うち食べないからいいやって捨てちゃうんでしょうね」
高級菓子が開封されないまま箱ごと捨てられていたり、秋の新米の季節には、それまで食べていただろう古い米が捨てられていたこともあるという。
さらには、ゴミ袋を持ち上げた瞬間に包丁が飛び出してきたり、竹串がゴミ袋から顔をのぞかせていたりと危険なことも少なくなかった。
この回は内容が衝撃的なこともあってか、視聴回数は56万回を超えた。
「朝から雨で午後になって晴れた日に怒りの電話がかかってきたんですよ。『朝から出してるのになんで早く回収しないんだ!』って。でも、回収に行くと朝から出していたなんて嘘だってすぐにわかるんです」
なぜなら、そのゴミ袋は少しも雨に濡れておらず、乾いていたからだという。
「人間は嘘をつくけど、ゴミは嘘をつかない」
そう語る滝沢に、古舘も大いに納得した様子だった。
(所ひで/ユーチューブライター)