いよいよ12月18日に決勝戦が行われる「M-1グランプリ2022」。昨年限りで審査員から退いた上沼恵美子とオール巨人に代わり、山田邦子と博多大吉が新審査員に就任した。
「新生M-1」となる今大会について、
「全体的なネタのレベルは高いものの、あまりに実力が均衡した大接戦」
と評するのは、お笑い関係者だ。
「決勝進出経験のあるビッグネームがことごとく、予選で落ちてしまった。業界の各方面から『厳正に審査をしすぎるせいで、決勝戦の視聴率が取れない』とのボヤキが聞こえてきます」
気になるのは優勝コンビが誰になるかだが、
「決勝進出者の中で頭ひとつ抜けているとみられているのが、カベポスター。今年の『ABCお笑いグランプリ』と『ytv漫才新人賞』で優勝し、実力、勢いとも十分です。先日の『THE W』では負けてしまいましたが『ヨネダ2000』も、ぶっ飛んだネタがハマれば優勝もあり得る、という評価ですね」(バラエティー番組スタッフ)
加えて、敗者復活組に、どの決勝進出者よりも優勝に近いコンビがいるのだという。
例年通り、今大会でも準決勝で敗退した18組のうち1組が決勝に残る、敗者復活のシステムを採用。
午後6時34分から放送される決勝に先立ち、午後2時55分から敗者復活戦が生放送される。前出のお笑い関係者は、
「敗者復活が視聴者投票で行われることを踏まえると、よほどの波乱がない限り、昨年の準優勝コンビで最も人気の高いオズワルドが、決勝に駒を進めるでしょう。そしてその勢いのまま決勝で大ウケして、優勝をかっさらう可能性は大」
間違いなく「決勝当日の最注目コンビ」なのである。
(山倉卓)