チョコレートプラネットの長田庄平が12月14日に放送された音楽特番「フジ芸人ロックフェス」(フジテレビ系)で、驚くべき特技を見せつけた。
同番組は「歌と演奏はすべて芸人」という音楽祭で、森三中・黒沢かずこなど、お笑いに全振りしたパフォーマンスを見せる芸人はいたものの、なすなかにし・那須晃行、鬼越トマホーク・金ちゃんなどがド真面目にバラード曲を熱唱し、歌うま芸人ぶりを見せつけた。
中でも歌唱力の高さが際立っていたのは、トップバッターで登場した長田だ。長田が歌ったのは5人組男性アーティスト「Da-iCE」のヒット曲で、昨年の「日本レコード大賞」を受賞した「CITRUS」だった。
ボーカリスト2人が4オクターブの音域を誇るハイトーンの持ち主という「Da-iCE」の曲とあって、一般的な男性にとってはかなりキーが高い。ところがこれを、長田は見事に歌い切ったのである。エンタメ誌ライターも舌を巻いて、
「裏声と地声の行き来が激しく、本家も喉の調子によっては苦戦するという高難易度の曲。本来は2人で歌唱しているものを単独でフルコーラス歌い切ったのですから、大したものですよ。サビの高音もしっかりと出ていましたし、声量はそこらのアーティストと遜色ないレベルでした。大サビのアタマはこの曲の中でも最高音かつ、演奏が一時的に止まるため、歌い手の一番の見せ場となります。ここも堂々と歌い上げ、圧巻のひと言に尽きましたね」
チョコプラはかつて、シンガーソングライター・瑛人のヒット曲「香水」のミュージックビデオを再現した動画をYouTubeチャンネルにアップし、再生回数が3700万回を超えた。音楽関係者も絶賛だ。
「相方の松尾駿がダンサー役を担当し、長田は瑛人になりきって歌唱。歌が上手いことはこれによって世間に認知されたわけですが、まさかここまでのハイトーンボイスが出るとは想像していませんでした」
このタイミングでぜひ、ミュージックビデオ再現シリーズの新作を出してみては。
(田村元希)