「もうそんな季節か……」と思わせるものの中に「年末ジャンボ宝くじ」がある。毎年、この時期にテレビを見ていて、年末ジャンボのCMが流れてくると、「今年もあとわずかだなぁ」としみじみ感傷に浸っていたのだが、今年は少し様子が違うようだ。
ジャンボ宝くじのCMは20年から、妻夫木聡の兄ちゃんを筆頭に、吉岡里帆、成田凌、矢本悠馬、今田美桜が、往年のテレビドラマ「ひとつ屋根の下」を彷彿させるような5人兄妹に扮し、毎回、楽しませてくれている。
で、今年はというと、5人がダンサーに扮して、お茶の間でサンバのリズムに合わせて「ジャーンボ!ジャーンボ!年末ジャンボ!ジャンボ!」と歌い踊っていると、後ろからカーニバル衣装をまとったサンバダンサーたちが乱入し、一緒に踊りまくる。しばらく経つと妻夫木が「ってか、あなたたち誰?」とダンサーたちにツッコミを入れるという、賑やかなものだ。
1等前後賞合わせて10億円。サンバのリズムにこちらのテンションも高まるというものだが、高揚させるのはサンバのリズムだけではなかった。
注目すべきは吉岡と今田の「妹」2人。どちらも見事なお胸をお持ちで、以前は水着グラビアで惜しげもなく披露してくれていたが、昨今は女優としての活躍が目覚ましく、出し惜しむ(!?)ようになり、ガッカリしていたのだが…。
今回のCMをじっくり見ると、文字通り「ジャンボ」なソレが、陽気なサンバのリズムに合わせて、踊るたびにボヨンボヨンと上下に揺れまくっているではないか。これで衣装がサンバダンサー並みだったらさらに言うことはないが、さすがにそこまでは望めない。が、その揺れっぷりは「1等前後賞大当たり!」と叫びたくなるような、見事なものである。
そしてこの興奮を胸に、いざ、宝くじ売り場へと走るのであった。10億円、当たりますように。