公開から36年が経過した映画「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」の「知られざる真相」が明らかになった。
12月19日放送の「しゃべくり007 2時間スペシャル」(日本テレビ系)にゲスト出演した中山美穂が、過去に関わりのあった人と再会し、誰なのかを当てるクイズに挑んだ。5人の関係者が登場したが、そのうちの1人である、同映画で「城東工業高校の藤本輝夫」を演じた俳優・白井光浩が、ヒロインだった中山との再会を喜び、当時の思い出話に花を咲かせたのである。
白井が演じた藤本輝夫は「城東のテル」の愛称を持つ、同作品の人気キャラクター。独特の言い回しが強烈に印象に残っていた、と芸能ライターが当時を振り返る。
「語尾に『あぁぁぁん?』とつけるのが主な特徴で、『城東は数が多いだけぁぁぁん?』『二度とデケぇ口きけねぇようにしてやるかぁぁぁん?』などの名セリフがあります。また『久しぶりだな、なぁかぁまぁ(仲村トオルが演じた主人公の中間徹)』という、ユニークなものもありました。これは当時の若者に大ウケし、マネをする不良がたくさんいました」
レギュラー出演者のネプチューン・堀内健も、やはりこのしゃべり方が気になっていたようで、「あれはアドリブなのか、監督の指示なのか」と質問。すると白井は「全部、私の演技プランです」と明かしたのである。
これにはスタジオにいた全員が驚いて、白井が実際に「久しぶりだな、なぁかぁまぁ」を再現すると、大きな歓声が上がったのである。
「まさかあれが自分のアイデアだったとは驚きました。『ビー・バップ』が好きだった人はみなそう思ったはずですよ」(前出・芸能ライター)
きっと中山も、WAKU WAKUしながら白井の話に耳を傾けていたことだろう。