「結局、試合負けるのはプロもアマチュアも、エラーなんですよ。キャッチボールができないで負けるんです。バッティングがやりたい、ピッチャーがやりたい…そうじゃなくて、キャッチボールで負けるんだぞ、って」
これは巨人の大久保博元打撃チーフコーチが1月12日に、自身のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉で語った野球論である。この動画にゲスト出演した、現役時代は守備の名手だった巨人の川相昌弘総合コーチによれば、散歩の際にどんぐりを拾い、それを自宅のカーテンに向って投げるという風変わりなスロー、コントロールの練習をしていたという。これなら常日頃から習慣化できるのだ。
昨年の日本シリーズを例にとれば、
「2年連続同一カードとなったオリックスVSヤクルトの戦いで、オリックスが4勝2敗1分で日本一となり、一昨年のリベンジを果たしました。思い出されるのは、ヤクルトの守護神スコット・マクガフが第5戦、第6戦と2試合連続で悪送球をした場面。捕球できない野手陣を批判する声もありましたが、ヤクルトは第4戦まで2勝1敗1分と優位に進めていただけに、オリックスを勢いづけるこのエラーは痛かった」
巨人、昨シーズンの失策数82は、阪神の86に次ぐリーグワースト2位。大久保コーチの「原点改革」で、巨人は変貌するか。
(所ひで/ユーチューブライター)