朝日新聞出版は1月19日、「週刊朝日」が5月30日発売号をもって休刊すると発表した。100年の歴史を誇る老舗週刊誌が、その歴史に幕を下ろすことになる。
「同誌の創刊は1922年ですから、関東大震災の1年前。戦前・戦中から戦後そして現代まで時代を切り取ってきた、日本を代表する週刊誌ですが、その最盛期は1950年代。当時は100万部を超える発行部数を誇っていましたが、昨年12月の平均発行部数は約7万4千部にまで落ち込んでいた。これも時代の流れなのでしょう」(週刊誌関係者)
朝日新聞出版は「100年余りにわたって読者の皆さまから多大なるご愛顧をいただき心より御礼申し上げます。今後はウェブのニュースサイトや書籍部門により一層注力していく判断をしました」とコメントしているが、休刊の報に意外なところから悲痛な声が聞こえてきているという。
「ジャニーズファンですね。ジャニーズのタレントが『週刊朝日』の表紙を飾るケースが非常に多いのです。昨年発売された全47号のうち27冊、なんと半数以上がジャニーズだった。昨年の最終号はTravis Japan、今年最初の号はジャニーズWESTの小瀧望でした」(アイドル誌ライター)
そのため、ジャニーズアイドルが表紙に登場した時だけ同誌を購入するファンは少なくないのだとか。昨年だけでもKinKi Kidsの堂本光一から若手グループのSnow ManやSixTONES、さらにはJr.の面々までもがコンスタントに表紙に登場していた。「週刊朝日」の休刊は、ファンにとって大きな痛手なのもうなずける。
最後に表紙を飾るジャニーズアイドルは誰なのだろうか。
(石見剣)