先場所に引き続き、横綱不在で開幕した大相撲初場所。唯一の見どころとなる“1人大関”の綱取りでさえも夢まぼろしとなれば、ドッチラケもいいところである。そんな中で土俵の外から飛んでくるのは、座布団どころか力士たちの異聞醜聞ばかり。角界事情通たちが忖度ナシの暴露大会をお届けする。
A(スポーツ紙デスク) 1人大関の貴景勝(26)が2日目に黒星。さっそく、綱取りに黄色信号が点灯してしまった。
B(中継スタッフ) どうしても、突き押し相撲のみでは勝敗が安定しません。しかも頸椎に抱えている爆弾は「大事に至ったら、命にも支障をきたす」と医者に言われるほどの重症といいます。立ち合いのブチかましが生命線なだけに、全取組が“命がけ”の様相です。
C(角界関係者) かといって、四つ相撲では幕下クラスと揶揄されるほど弱い。突き押し相撲に天賦の才があるだけに、四つに組む稽古をほとんどしていないんだ。今さら相撲のスタイルは変えられないよ。
A ところで、いささか仲がよすぎる力士がいるんだって?
D(相撲ライター) 埼玉栄高校の先輩にあたる大栄翔(29)ですね。それぞれ、部屋は違いますが、地方巡業をはじめとする相撲イベントに出席する時には、常に“ニコイチ”で行動しています。
C 今年のクリスマスも2人きりだったらしい。初場所前の外出禁止期間に入る前日には、深夜まで大栄翔の独身マンションで聖なる夜を過ごしていたんだ。
B とてもバリバリの体育会系の相撲部出身とは思えない関係性ですよね(笑)。もちろん、元大関北天佑の次女にあたる貴景勝の嫁さんも公認の仲なんだとか。
A ベッタリ具合では、初場所前に結婚を発表した照強(28)も負けてはいない。新婚夫婦だから当たり前かもしれないけど、3歳年上の会社経営美女とはラブラブらしいな(笑)。
D それが先場所の九州場所では、2人の行動が問題視されていた。外出禁止令が出ているのに、部屋が用意したちゃんこを食べずに毎日2人で外食三昧。しかも、そのまま宿舎に戻らずに嫁さんの泊まるホテルにしけこんでいたそうです。
A 先場所、31年ぶりに幕内で15連敗したのもうなずける体たらくだな。
C そもそも、ほとんど稽古をしていないらしい。もっぱら、熱を入れているのは接待ゴルフのほう。あまり知られていないが、照強は実業家の顔を持っている。
E(若手親方) そうそう、地元の淡路島で、名産品の玉ねぎの皮をむく会社とその皮を処理する産廃業を経営している。あと、錦糸町の雀荘のオーナーでもある。場所の合間には、取引先との接待ゴルフと嫁とのデートでスケジュールが埋まってしまうんだ。
D 昨年九月場所の千秋楽の翌日には、淡路島のゴルフコンペに参加していました。周囲には「ゴルフが一番の稽古だよ」なんて冗談を飛ばしていましたよ。なんとか今場所の4日目に白星が出て20連敗は免れましたが、負けた英乃海(33)は末代までの恥ですよ。
E 本人も相撲界に未練はなくて、すでに引退する意向を師匠の伊勢ヶ濱親方(62)=元横綱旭富士=に伝えているが、強く慰留されているらしい。どうも、引退相撲で一儲けを企んでいるみたいなんだ。
A 十両以上の関取1人あたり年額100万円以上の収入になる「養成奨励金」も手放したくないだろうしな。
C とにかく、銭勘定に口うるさい部屋なんだよ。それが嫌で、師匠と親戚筋にあたる安治川親方(44)=元関脇安美錦=も独立してしまった。日本に帰化した時に師匠の本名と同じ「杉野森」を名字にした、照ノ富士(31)でさえも引退後に部屋に残るかは怪しいところだって。
E 十中八九、残らないだろうね。基本的には、部屋付親方の楯山親方(37)=元幕内誉富士=が部屋を継承する方向と聞いている。
B 定年を迎えても再雇用制度で、5年間は年寄名跡を保有しながら協会に残れますもんね。院政を敷ける“イエスマン”にしか部屋の後継は務まりませんよ。