自粛ムードは和らいだとはいえ、まだ酒場の雰囲気にはコロナの爪痕が残る22年のことである。
「家飲み」に興じていたのは、民放キー局Xの有名男性プロデューサーN氏と、その部下となる男性2名。場所はN氏が所有する、都内の自宅とは別の部屋だった。X局の社員が言う。
「途中で橋本環奈が呼ばれ、女性マネージャーと2人で部屋に来たそうです。Nはドラマのキャスティング権が強くて、酒の場に役者を呼びつけることが昔からよくありますからね」
仕事を通じて繋がりがあるとはいえ、男性プロデューサーの部屋を女優が訪れるとは無防備な気もするが、それだけ信頼関係があるということなのだろうか。
いずれにせよ、5人となった宴会で、酒は進んでいった。X局社員が続けて明かす。
「酒の勢いで、橋本がNに襲われるようなことを想像する人もいるでしょう。でも、違うんです。酔いが進んでNの手が伸びたのは、部下の男の股ぐらだったんだから…」
Nがせわしなく手を動かして部下の局部の感触を味わい始めるや、さすがにマネージャーは挨拶もそこそこに橋本の手を引いて、玄関に向かった。その際、橋本がボソッとこう漏らしたそうだ。
「サラリーマンって大変なんだね」
実はこのNには、多くの「余罪」があるという。