前回、酒席で部下の男性の股ぐらをまさぐる行為に及んだ、民放キー局Xの有名男性プロデューサーNについて書いた(2月15日配信)。
彼は近年でも、同局の人気ドラマばかりか、関連の配信サービスなどでも話題作をプロデュースしている。局内で大きな力を持つのは当然で、暴走行為を受けた部下も口をつぐむケースが多く、Nの悪趣味を告発しようとする動きは潰されてきたようだ。
もっとも、前回記事のような酒席のエピソード程度であれば、冗談で済まされるかもしれない。しかしNの蛮行は、このレベルではとても収まらないのだという。
そしてその「ターゲット」も、部下だけではない。強いキャスティング権を持つNは、好みの俳優を物色してきたというのである。
芸能プロダクション幹部が言う。
「Nの行状は有名です。俳優を飲みに誘っては、企画が挙がっているドラマの主演をチラつかせる。『使いたいけど、どう?』と口説くんですが、さすがに誰でも思いのままになるはずはない。うまくいかなければ、相手が飲んでいるアルコールに睡眠薬を混入するというんだから…」
これが事実なら、開いた口が塞がらない。多くの熱狂的なファンを集めたものの、現在は一線を退いている人気俳優Mも、毒牙にかかったひとりだという。
「10年ほど前、彼の出世作となったNプロデュースのドラマへの出演を巡ってのことだと記憶しています。俳優MにはNの欲望の捌け口となる意思などまるでなかったのに、気付いたらベッドでNと一緒にいる。口で奉仕させられて、一部始終を動画撮影されたというんですから」(前出・芸能プロ関係者)
これぞ、まさに芸能界の暗部である。余罪が多いNには「協力者」までいるというのだが…。