初回視聴率が今年のドラマの中で最高を記録した「HERO」(フジテレビ系)で、キムタク演じる検事と組む事務官を演じる“HEROINE(ヒロイン)”北川景子(27)。クールな美貌もさることながら、人気を下支えしているのは、意外にもCMでの「艶技」ではないかと業界関係者は分析する。
「北川のボディはスレンダータイプ。最近で言うと、新たに胸元の切れ込みも激しい人魚コスプレをポカリスエットのCMで披露した深田恭子や、ユニクロブラトップのCMでくびれラインを誇らしげに見せ付ける吹石一恵のような豊満ボディで見るものを悩殺するという勝負はできない。そこで、女の魅力をアピールする絶妙な技を出演CMで使っているんです」(広告代理店関係者)
それが、もっか放映中の「サントリー 金麦クリアラベル」のCMだという。
白のワンピースを着てもスラリとした体型はいささかも崩れて見えない北川が仕事から帰宅し、胸元とワキ下がルーズに開いた、下着と見まがうほど薄手の白ワンピース姿に。そして下ろした髪を後ろで束ねてのうなじ見せ。最後は冷蔵庫から取り出した金麦をノドを鳴らして豪快に飲む──という流れだが、
「北川ならではの細く美しい首をさりげなくアピールして、ノドを震わせる様は、Bカップ説も流れ、体型では勝負しづらい彼女がもっともフェロモンを漂わせられる演出の1つと言えます。うなじを見せる技といえば、やはり、ボディが豊満とはいえない、蒼井優が『午後の紅茶』のCMで浴衣からのぞく汗ばんだうなじに共演する亀梨和也がドキリとするという演出をしています」(前出・代理店関係者)
ベテラン芸能記者が振り返る。
「北川の悩殺CMといえば、11年にオンエアされたグリコのアイスCMで、手で握るタイプのアイスを、糸を引くような舌使いで下からなめ上げ、上からかぶりつく、というものもありました。さらにさかのぼれば、10年の秋には恋人と思しき男とくつろぐ北川が男の股間に後頭部をすりつける『アサヒ くつろぎ仕込み』のCM。刺激的すぎると騒ぎになったせいか、わずか2週間で打ち切られたことがあったんです」
そういえば、やはりスレンダータイプの松下奈緒も「クリアアサヒ プライムリッチ」での「リッチしよう」のセリフが「エッチしよう」に聞こえる、という話題を振りまいたことも。アピールポイントが胸にはない女優たちは、かくもさまざまなワザで、その魅力を世の男性たちに浸透させているようだ。